なっている。普通の貨物船における各種トン数のおおよその割合を参考のため次に示す。 トン数の種類 各種トン数の割合 総トン数 100 純トン数 62(60〜63) 排水量 210(200〜230) 載貨重量 150(120〜200) 1・4・4 トン表示の起こり イギリスで15世紀頃、船が積みうる量を酒樽の数でもって表し、これによって税金を取ったことによる。 この樽を叩くとタン(tun)という音がするので俗にタンと呼ばれ、幾タン積みの船と言うようになったが、いつしか、トン(ton)ときまったそうである。 樽に酒をつめた重量が2,240ポンド(1,016kg)すなわち1英トンに当たる。また樽は252ガロン(40.3立方フィート)の容積があるから1ガロンは0,160立方フィートの単位が今日でも使用されている。 1・5 復習問題(1) (1)船舶建造者はなぜ船舶に関係ある法規。規則等を守って建造しなければならないかを述べ、かつ、電気に関係ある法規5つをあげよ。 (2)国の検査と日本海事協会検査との関係を述べよ。 (3)小型船舶とは如何なる船舶であって、かつ、これの検査はどこが行うか述べよ。 (4)船舶の種類は分類の仕方によって幾つに大別されるか。このうち、推進動力による分類を細別せよ。 (5)旅客船の定義を述べよ。 (6)船舶の航行区域を定めた趣旨を述べ、かつ、区域名を記せ。 (7)国際航海の定義を示せ。 (8)漁船の従業制限の趣旨を述べよ。 (9)船舶のトン数の種類をあげ、そのうち総トン数について説明せよ。 (10)載貨重量トン数について説明せよ。
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